定位置を決めて、その場所に収める。
片づけを指南するメディアでよく目にするフレーズです。
私自身も使いがちな表現ですし、片づけ収納の「基本のき」だと思っています。
でも、以前、こんなボヤキを目にしたことがあるんです。
片づけにおいて、定位置が大切なのはよくわかるけど、
「自分で使いやすい場所を見つけていく」ことができない。
だから、片づけが苦手なんですよ。。。
ここは適切な場所ではないとわかっていても、それをどうしたら解決できるのかがわからない。
(文意を変えず、要約しています)
これを見て、「そうだよね、それができていたら苦労しないよ~!って思うよね」と感じました。
同時に、「そういえば、私は普段、どうやって定位置を決めているんだっけ」とも思ったんです。
ということで、
現在の住まいに入居した際に、私が「キッチンの定位置決め」をした思考の流れを書いてみます。
* * *
まずは、前提条件を少し。
我が家は一般的な建売のマンションで、キッチンもごく普通のシステムキッチンです。
作り付けの部分はシンプルなつくりで、
シンクと食洗機とコンロの下に収納が付いていて、換気扇の横に30cm幅の吊戸棚があります。
これらの作り付けの収納に加えて、
ニトリで購入したチェスト式の食器棚が我が家のキッチンの収納の全容です。
そして、キッチンには「食器」「調理器具」「調味料」のように
種類別で分類したモノを収めたいと思っていました。
* * *
では、思考の流れは、というと。
1)食器棚
食器は全部、この中に収める。
増えても減ってもいないから、今までと同じように収めればそれでOK。
食器棚の上には電子レンジとコーヒーメーカーを置かなくては。電源が必要だもんね。
他にも、タオルや布巾、レシピ本とかを置きたいな。細かい置き方はあとで考えようっと!
2)シンクの下
湿気がこもりそうな気がするから、調味料や食品を置くのは気が進まないのよね。
ということで、今までの家と同じく、ここに置くのは調理器具で決まり!
観音開きの扉にがらんどうな空間だから、ファイルボックスを使って区切りを作ろう。
付属品のラックも使えそうだし、よかった~。
3)コンロの下
深めの引き出しの下に、浅めの引き出しがあるのか。
深めの方には、調味料や食品をしまうのがいいな。
湿気とは無縁だし、しゃがまずに調味料が手に取れそうだし、ちょうどいいよね。
浅めの方は、いかにも使いにくそうだな~(笑)
うん、日常的には使わないけど持っておきたい、密閉容器とかをしまっておこうっと。
点火用のツマミの左右には、菜箸とか計量スプーンとかを収めればバッチリだな。
4)食洗機の下
ココ・・・グリル鍋がピッタリ収まるんじゃない!?
ん~、径はイケるけど、蓋があると高さが若干足りないか・・・
蓋だけ別の場所にする・・・と、コンロ下の深い方の引き出しくらいしかないな。
あ、蓋はフライパン用のとかも含めて全部、引き出しにまとめたらいいかも。
蓋が使いたいタイミングって、調理中か料理が完成した時だもんね。
グリル鍋の蓋を使うのも、あらかじめコンロで煮ておく時がいちばん多いわけだし。
よし、じゃあ、ココには蓋以外のグリル鍋を収めるってことで決定!
5)吊戸棚
一番下に棚板がないから、扉を開けなくてもモノが取れるんだよね~便利だよねぇ。
調理台の真上だし、キッチンペーパーやポリ袋なんかを収めておけば使い勝手がよさそう。
上の方には、排水口用のネットとかのストック品を置いておこう。
* * *
こんなふうに、大まかな方針を決めてから、実際の収納作業にとりかかるのが、いつもの私です。
決めた方針に沿って収納してみて、微修正を加えながら仕上げていき、「モノの定位置」を決めています。
私のアタマの中をそのまま書いた記事、楽しんでいただけていたらうれしいです。
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