現場レポート

20代前半の私、悩んでおいてくれてありがとう!【オーガナイズ現場の会話から】

今日はクローゼットオーガナイズの2日目の作業でした。
私のクローゼットオーガナイズのメニューは1日目(6時間)+2日目(3時間)の2日間完結が基本です。
検温などの健康管理・マスク着用・除菌グッズの使用などの対策を取りつつ、訪問させていただいています。

今回のお客様は、20代前半の会社員であるO.Y.様

希望されてご一緒されたお姉様のご協力もいただきつつ、
衣類を全部出し・分けて・配置する作業を3人でにぎやかに進めた2日間でした。

*     *     *

オーガナイズ作業を始めてすぐに、気になったことがあり、
O様にお尋ねしてみました。


襟付きのシャツをたくさんお持ちですね。
(好きな系統ではないと思いますが、)お仕事柄、よくお召しになるんですか?

O様がおっしゃいました。


営業部なので、客先に出る際にスーツは必須で。
でも、(シャツを合わせると)就活生っぽくなってしまうんですよね。。。

ああ、わかるなぁ。と思いました。
何を隠そう、O様の年頃の私も、同じようなことを感じていたからです。

*     *     *

当時の私は、自動車部品メーカーの営業部に所属していました。

その頃の主な担当業務は「年度販売計画の立案・実績管理」。
担当顧客の販売動向などの情報収集を目的とした出張が、
少なくとも月2回はありました。

その際にはスーツ着用だったんですが、それはもう似合っていなくて。笑

幼い印象を持たれやすい顔立ちをしているうえに、
優秀な上司・先輩・同僚たちに囲まれていて自信もまったくなかったので、
見た目・雰囲気の両面から、スーツに「着られている感」が強かったんです。

せめて「見た目」だけでも変えたいと思った当時の私は、
自分と周りの先輩たちのスーツ姿をしばらく観察してみることにしました

自分を観察していて感じたのは、
学生っぽく見える・就活していたときと同じような雰囲気ということ。

そして、先輩たちを見ていて気づいたのは、
スーツのときには襟付きシャツは着ていないということでした。

こうして出した結論は、
スーツのときには、襟付きのシャツではなくブラウスを着よう

ちょっとしたことですが、試したところ、効果てきめん。

就活生っぽさは影を潜めて、
社会人らしさが増したと感じられるようになって。

無意識に感じていた「落ち着かなさ・居心地の悪さ」が減ったからか、
業務により集中できるようになったのでした。

*     *     *

この経験をかいつまんでお話しして、
お手持ちのブラウスやカットソーなどをスーツに合わせてお見せしたところ、
なるほど!とうなずいてくださったO様。

目立ち始めた襟汚れのお手入れに時間を割けないことも後押しとなって、
お手持ちのシャツはお役御免となりました。

*     *     *

私にとって、20代前半は「ファッションの大変換期」だったんです。

毎日ジーンズで通学していた学生時代の「カジュアル一辺倒」から、
オフィスにふさわしい「きれいめファッション」に変わろうと、
雑誌やファッション指南本を読んだり、
いろいろ買っては着てみて体当たりで学ぶ、そんな時期でした。
ちなみに、ファッションブログが出てきたのは10~15年前くらい、私が20代後半の頃。

その頃の試行錯誤の一部が、
こうしてオーガナイズ作業でお客様のお役に立てて、ホントによかった。

そんなことを思った、オーガナイズ現場でした。



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